ぽんぽこの愉快な乗物たち





ウラルって何?
ロシアのIMZ社製(ウラルモト社)サイドカー

第二次大戦中にBMW R71型の設計を完全コピー・構造解析により新モデルとして
M72を作り上げ、生産したのが始まりらしいです。
なので旧BMWに似ているのは当然でありエンジンも同様に空冷水平対向二気筒です。

そして73年間もの長年に渡りサイドカーの製造を続けて旧来のスタイルのまま現在も
少しずつ改良され新型車をリリースしています。

2014年モデルからEFI(電子制御燃料噴射装置)制御のエンジンとなり、より安全かつ快適な運用が出来るようになりました。

※歴史的詳細はウラルジャパンHPブランド歴史を参照してください。
IMZ・URAL Wikipediaにも詳しく書かれています。


特出すべき点は・・・

このサイドカーが他のサイドカーと違い二輪駆動モデル(2WDモデル)があることです。
本車(バイク側)後輪だけでなくシャフトドライブにて側車(サイドカー)車輪も駆動出来ます。
※現行車両はパートタイム2WDなので舗装道では利用できない。あくまで悪路用。

2輪と比較して荷物か運べる事や立ちゴケはしない・定員3名で高速も定員運行出来る。
等などありますね・・・2輪駆動モデルならノーヘルで乗れます。
※ノーヘルでの運転は私的にはお勧めはしません。万が一の事を考えましょう。

※2輪駆動モデルに乗るには普通自動車免許が必要であり大型自動2輪免許では不可。
※1輪駆動モデルは大型自動2輪免許が必要で普通自動車免許では運転不可。


ウラルの種類
2017年5月現在ウラル・ジャパンで取り扱いされているのは下記の車種
画像をクリックすればウラルジャパンの車両ページへ行けます。


Ural Patrol 2WD
2輪駆動モデル パトロール

Ural GearUp 2WD
2輪駆動モデル ギアアップ 
750cc 2輪駆動(運転区分は普通自動車免許)のパトロールとギアアップの2種


Ural Sahara
2輪駆動モデル
スポーツマンパッケージ

Ural Sahara
2輪駆動モデル サハラ
750cc 2輪駆動(運転区分は普通自動車免許)のスポーツマンパッケージとサハラ

Ural Tourist
1輪駆動モデル cT

Ural Retro
1輪駆動モデル M70 
750cc 1輪駆動(運転区分は大型自動2輪免許)のcTとM70の2種





生産終了してしまいましたが
650cc フルタイム2輪駆動(運転区分は普通自動車免許)のスポーツマンがありました。
ディファレンシャルギア搭載のフルタイム2輪駆動仕様が無くなったのは残念。

同じく650cc 1輪駆動モデルで北米仕様のウラルデコやウラルバーバリアン等も
少数ながら国内で走っています。※限定的に並行輸入されたモデル?なのでしょうか。

他にも現行ウラルの原点となるM6xシリーズがあります。
Ural M67型のサイドカーが私の知る限りでは・・・国内で1台が現役で走っています。

過去データですが、2012年頃は下のモデルが販売されていました

Ural Patrol 2WD
2輪駆動モデル パトロール

Ural GearUp 2WD
2輪駆動モデル ギアアップ 
750cc 2輪駆動(運転区分は普通自動車免許)のパトロールとギアアップの2種


Ural Tourist
1輪駆動モデル ツーリスト

Ural Retro
1輪駆動モデル レトロ 
750cc 1輪駆動(運転区分は大型自動2輪免許)のツーリストとレトロの2種


Ural Sahara
2輪駆動(限定)モデル サハラ

750cc 2輪駆動(運転区分は普通自動車免許)のサハラ (限定モデル)


ウラルの仕様 ※(Ural 750cc Gear-Up 2002 model )
 
モデルナンバー   IMZ-8.1037
外形寸法(幅×奥行き×高さ) 2580 x 1700 x 1100 mm
シート高さ   840mm
ロードクリアランス   125mm
ホイールベース 1470mm
車両総重量   515kg
巡航最高速度 95km
エンジン 空冷4サイクル2気筒OHV
総排気量 749 cc
ボア&ストローク 78 x 78mm
圧縮比 8.6:1
馬力 23 KW/45 BHp
最大トルク 52Nm / 3750RPM
潤滑方式 圧送飛沫強制潤滑
騒音 80db以下
キャブレター 京浜 CVK-32 (ツイン)
燃料 無鉛ガソリン オクタン価91
点火方式 IMZ Type-III イグニッション 
点火プラグ NGK BP7HS
ジェネレーター 35A/12V 300W 
始動方式 キック・セル併用
バッテリー YTX-20HLまたは同等品
クラッチ 乾式ダブルディスク
ギアボックス 前進4段 後進1段
ギア比 1速:3.6 2速:2.28 3速:1.56 4速:1.19 後進:4.36
ファイナルドライブギア比 4.62
速度計ドライブ比 0.4
燃料タンク 19L (内リザーブ 2L)
タイヤ 4” x 19”
前輪ブレーキ ケーブル式 ドラムブレーキ
後輪・側車輪ブレーキ 機械式 ドラムブレーキ
リア・ホイール・サスペンション スイングアーム
油圧スプリングショックアブソーバー付き
フロントフォーク アールズフォーク
油圧スプリングショックアブソーバー付き
サイドカー スイングアーム
油圧スプリングショックアブソーバー付き
フレーム 溶接鋼管構造
駆動輪 後輪及び側車輪 パートタイム2軸駆動式
 
※現行車の仕様はウラルジャパンHPにて確認してくださいね。



私が初めて乗ったウラル
私のウラルは2002年モデルのギアアップ(UN仕様のオフホワイトタイプ)でした。

750ccのウラルで2000年から2004年位のモデルではエンジンに不具合が出易い?
傾向がありそれなりの整備や深〜い愛情が必要になる場合があります。

不具合の出ない良い状態の車両も勿論ありますが・・・


ウラルへの興味を持ってしまった貴方に

不幸にもウラルに興味を持たれたら・・・是非ウラルオーナーに(笑)


入手に関して私的意見を書いてみました。


お勧めは現行の新型車を・・・

現行で販売されているウラル新車を選んで正規ディーラにて購入する事をお勧めします。
現行モデルは技術改善が急速に進められ比較出来ない位に品質が向上しました。
更に走行距離無制限で2年間の保証付き は最高のサービスとなるでしょう。
※2年間の保証内容は正規ディーラに確認してくださいね。

ウラル認定ディーラーはこちらへ
https://www.ural-jp.com/dealers/

ウラル友好店(ウラル・オートバイの購入やメンテナンスが出来ます)
https://www.ural-jp.com/dealers/



中古でという方には・・・

ウラル取扱店により販売後も継続整備されていた車両や
取扱店以外でも信頼出来るバイク店で独自保証してくれる車両があればお勧めです。

オークションや個人売買での入手は運任せ的な感じになると思います。
その分安価にて入手し易いという事もありますが・・・・

少しでも良いウラルに出会うには
ある程度走行している車両(慣らし終えてる等)で年式がより新しいウラルをお勧めします。登録年ではなく製造年が新しい車両です。
※平成19年(2007)登録だけど車両は2002年型なんて事もよくある話です。

逆に避けたいのは・・・
年式が古いのに新車状態な物(走行が数100キロ)や乗る機会が無く等・・・な車両。
何かしらの不具合が潜んでいる可能性があります。
古いウラルになる程に走行していないのは要注意だと私は思います。
※逆にスキルがあり問題発生時に自己対応出来るのであれば上記の要件は考慮不要。
※整備・不具合対策すればしっかりと走ってくれると私は思います。


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